落ち目のロック・スターと彼に見出された歌手の愛のドラマ。
37年『スタア誕生』のリメイク。
スター誕生
A STAR IS BORN
1976
アメリカ
139分
カラー
<<解説>>
37年公開の『スタア誕生』の二度目のリメイク。歌手で女優のバーブラ・ストライサンド主演で、主人公の設定は女優から歌手へ変更された。
人気の凋落したロックスターが小さなクラブのスタージで歌っていた歌手と運命的に出会う。彼に見初められてスターとして成長していく歌手のサクセスストーリーと、仕事でもプライベートでもパートナーとなった二人の愛の軌跡を描く。
次々と二人に襲い掛かる困難と苦境。それに伴い、ますます深まる愛と絆。メロドラマとしては単純ではあるが、ステージ・シーンが見どころで、ロマンス映画としてより音楽映画としての見ごたえがある。冒頭のコンサート・シーンから圧巻。ストライサンドの歌も素晴らしい。二時間を超える上映時間は、ステージ・シーンがふんだんに盛り込まれているためである。
<<ストーリー>>
ジョン・ノーマンは落ち目のロック・スター。ある日、彼はクラブで喧嘩に巻き込まれそうになったところを歌手のエスターに救われた。運命的な出会いだった。ジョンは、あまり乗り気でなかったエスターを口説き、自分のコンサートのステージで華々しくデビューさせた。
ジョンがエスターのために書いた曲は売れに売れた。間もなく二人は結婚し、人里離れた広野の真ん中に新居を構えた。瞬く間にスターになったエスターは、ジョンとの共同ツアーを夢見ていたが、彼女の気持ちとは裏腹に、彼はますます落ちぶれていくばかりだった……。