未婚の母として一人娘と共に明るく強く生きる女性の姿を描く。
プラウティ「ステラ・ダラス」三度目の映画化。
ステラ
STELLA
1990
アメリカ
109分
カラー
<<解説>>
これまでに二度映画化されているオリーブ・ヒギンス・プラウティの小説「ステラ・ダラス」をベット・ミドラー主演で映画化。無教養だが持ち前の明るさで人を惹きつける女性が、女で一人で娘を育てていく姿を描く。物語を現代的にアレンジされている。また、ベットのキャラクターに合わせたユーモア溢れるものにし、ハートウォームなメロドラマとに仕上げている。主人公ステラと娘のジェニー。似たもの母娘のかけあいが最高に愉快で、見ているだけで幸せな気分に。だが、自分と似ているために図らずも自分と同じ運命をたどったこで、前半の楽しさから一変して泣かせる展開となっていく。泣きシチュエーションとして堂に入ったラストは必見。楽しくて、しかし、たっぷり泣かせる稀有な作品である。
<<ストーリー>>
町の人気者のバーデンダーのステラは、医者のたまごのスティーブンと恋に落ちた。だが、ステラが妊娠すると、身分の違う二人の仲はぎくしゃくしてしまい、スティーブンは町を出て行ってしまった。人に頼って生きるのを嫌うステラは、生まれた娘を一人で育てることにした。
ジェニーと名付けられた娘はすくすくと成長。年頃になったジェニーは、町のチンピラと付き合うようになった。そのことでステラは怒りジェニーと喧嘩になるが、母一人娘一人の境遇。二人はすぐに仲直りするのだった。
チンピラと別れたジェニーは、ニューヨークで医者になっていた父親に会いに行った。そこで彼女はパットと出会い、親しい間柄になったが……。