ニューヨークに現れた国際的テロリストと
対テロ特殊部隊に配属された刑事の戦いを描くアクション。

ナイトホークス

NIGHT HAWKS

1981  アメリカ

99分  カラー



<<解説>>

シルベスタ・スタローンが特殊部隊の刑事に扮し、国際テロリストと戦う様をポリス・アクション。『ロッキー』でブレイク後、『ランボー』で人気を決定付けるまでの間の作品で、主演作としては比較的マイナーな部類に入る。キャラクター模索のためか、スタローンが珍しくヒゲをたくわえており、さらにヒゲ面にして女装した姿まで披露した意欲作でもある。
スタローンと敵対するテロリストには、『ブレードランナー』出演前のルトガー・ハウアー。これが彼のハリウッド初登場となった。冷酷非道な犯人に扮したハウアーの芝居が特に印象的で、女装までして頑張ったスタローンを食ってしまっている。また、特殊効果を使わないリアルなアクションも良好で、地下鉄での追跡やロープウェイの乗っ取りなど、『フレンチ・コネクション』もかくやの迫力だ。



<<ストーリー>>

ニューヨークの刑事ディーク・ダシルドは、あくまで現場にこだわる実戦派。たが、そのために彼のあまりに危険な任務を嫌う妻アイリーンに逃げられてしまうのだった。
ニューヨークにウルフガーを名乗る国際的テロリストが潜伏していることが当局により確認された頃、ディークは相棒のマット・フォックスと共に、対テロ用特殊部隊“ATAC”に配属された。ATACの隊長ハートマンは、ウルフガーを見つけ次第、容赦なく射殺すべきだと主張していたが、ディークはその考えに反発した。
ウルフガーがビルを爆破し、国連を脅迫し始めた。その後、彼に同行していたスチュワーデスが死体で発見された。ディークとマットは、死んだスチュワーデスが通っていたディスコを回り、手がかりを求めた。そして、あるディスコで偶然にウルフガーを発見した。ディークに追われたウルフガーは、地下鉄に逃げ込み、乗客を人質に取った。たが、ディークは発砲することをためい、そのままウルフガーに逃げられてしまうのだった。……。



<<キャスト>>

[ディーク・ダシルボ]
シルヴェスター・スタローン

[マット・フォックス]
ビリー・ディー・ウィリアムズ

[アイリーン]
リンゼイ・ワグナー

[シャカ]
パーシス・カンバッタ

[ピーター]
ナイジェル・ダヴェンポート

[ウルフガー]
ルトガー・ハウアー

[マナフォ警部補]
ジョー・スピネル

[ビッグ・マイク]
トニー・マナフォ

[ケン]
ロバート・プー

[女店員]
キャサリン・メアリー・スチュワート

[警部]
フレデリック・トレヴェス



<<スタッフ>>

[監督]
ブルース・マルムース

[製作]
マーティン・ポール
ハーブ・ナナス

[製作総指揮]
マイケル・ワイズ
フランクリン・R・レヴィ

[ラインプロデューサー]
ビル・バダラート

[原案]
デイヴィッド・シェーファー
ポール・シルバート

[脚本]
デイヴィッド・シェーファー

[撮影]
ジェイムズ・A・コントナー

[音楽]
キース・エマーソン

[美術]
ピーター・ラーキン

[衣装デザイン]
ボブ・デモラ
ジョン・ファラベラ