国連の特殊部隊のエージェントたちが、名画の盗難事件を追ううちに、
世界中の通信機器を破壊する恐るべき陰謀の存在を知る。

テロリスト・ゲーム2
危険な標的

NIGHT WATCH

1995  イギリス/アメリカ/ハンガリー

95分  カラー



<<解説>>

アリステア・マクリーンの原案に基き、国連の特殊部隊の活躍を描くサスペンス・アクションの第2弾。前作と同じく、テレビ用に製作された作品だが、日本では劇場公開された。製作されたのは、本作の主演のブロスナンがジェームズ・ボンドを演じた『ゴールデン・アイ』と同じ年。香港、アムステルダムといったグローバルな展開も、007を意識しているのかもしれない。
派手なアクションより、地道な調査活動を中心に描いたストーリーは、核爆弾を積んだ列車への潜入作戦にストーリーを絞った前作と比べると、スリルや緊張感に関して、続編として期待されたほどではない。ここは前作と切り離して、名画の盗難事件を端を発した意外な展開や、コンピュータネットワーク、北朝鮮情勢といったタイムリーな題材を楽しみたい作品だ。



<<ストーリー>>

アムステルダムの美術館からレンブラントの名画が盗まれる事件が発生した。国際犯罪対策機構・UNACOのマイクとサブリナは、事件の調査の依頼を受け、アムステルダムへ飛んだ。調査を進めたマイクたちはたちは、名画を運搬した男を発見。名画が展示会に出資していた香港の実業家シュレイダーのもとへ渡ったことを突き止めると、現地へ向かった。
夫婦を装ったマイクとサブリナは、シュレイダーと接触することに成功。マイクは、シュレイダーの邸で名画を探すうちに、衛星の模型を発見した。それは、シュレイダーの開発した特殊なコンピュータチップによって、世界中の通信機器を破壊することが可能な恐るべき兵器だった……。



<<キャスト>>

[マイク・グラハム]
ピアース・ブロスナン

[サブリナ・カーヴァー]
アレクサンドラ・ポール

[カドウェル]
ウィリアム・ディヴェイン

[マーティン・シュレイダー]
マイケル・J・シャノン

[マオ・イージン]
リム・カイシュウ

[マイラ・タン]
アイリーン・ン



<<スタッフ>>

[監督/脚本]
デイヴィッド・S・ジャクソン

[製作]
ピーター・スネル

[原案]
アリステア・マクリーン

[原作]
アリステア・マクニール

[撮影]
マイケル・B・ネグリン

[音楽]
ジョン・スコット

[美術]
マーティン・ハバート

[編集]
エリック・ボイド=パーキンス