犯人交渉人”ネゴシエーター”が見習いの新人刑事と共に
凶悪な宝石強盗と対決するハード・ポリス・アクション。
ネゴシエーター
METRO
1997
アメリカ
117分
カラー
<<解説>>
犯罪事件の犯人との交渉や説得にあたる“交渉人”という存在にスポットを当てたアクション作。ペテン師的な役の多いエディ・マーフィが、頭のキレる主人公に扮しているのが新鮮だ。また、腕利きのネゴシエーターという硬派なキャラクターの一方で、ギャンブル好きで女に弱いという、二つの面が演じ分けられていているのも面白い。もちろん、期待通される通り、エディのマシンガン・トークが炸裂しているが、普段の彼の主演作とは一味違い、比較的シリアスになっている。本作と同じ題材の作品『交渉人』が翌年に公開されたが、競作として見るには雰囲気が違いすぎる。あちらはサスペンスで見せたが、本作は怒涛のアクションで見せるからだ。見どころは中盤の路面電車を使ったカー・チェイス。目の前を車が吹っ飛びまくる様を臨場感満点のカットの連続で畳み掛ける。
<<ストーリー>>
サンフランシスコ市警のスコット・ローパーは、ネゴシエーター(犯人交渉人)として活躍する刑事。その腕を上司に見込まれたスコットは、SWAT出身のエリートである新人ケビン・マッコールをネゴシエーターとして教育するよう命じられた。
そんなある日、宝石店で強盗団が人質をとって立てこもる事件が発生。交渉に向かったスコットは強盗団の要求を飲み、いったん彼らを逃がすこととなった。その時、スコットは、強盗団のリーダーが、相棒のサム警部補を殺害した宝石商のコーダであることに気付いた。
スコットとマッコールは、路面電車で逃げるコーダを追った。大追跡の末にコーダは逮捕されるが、コーダの命令を受けた従兄弟のティールが、スコットの恋人のロニーを狙ってきた……。
<<キャスト>>
[スコット・ローパー]
エディ・マーフィ
[キムラ刑事]
キム・ミヨリ
[サム・バフェット警部補]
アート・エヴァンス
[フォーベス巡査]
ジェイムズ・カーペンター
[ケビン・マッコール]
マイケル・ラパポート
[アール]
ドナル・ローグ
[デビー]
ジェニ・チュア
[ロニー・テイト]
カーメン・イジョゴー
[コーダ]
マイケル・ウィンコット
[クラレンス・ティール]
ポール・ベン=ヴィクター
<<スタッフ>>
[監督]
トーマス・カーター
[製作]
ロジャー・バーンバウム
[製作総指揮]
マーク・リプスキー
ライリー・キャサリン・エルス
[共同製作]
ランディ・フェルドマン
レイ・マーフィ・ジュニア
ジョージ・W・パーキンス
[脚本]
ランディ・フェルドマン
[撮影]
フレッド・マーフィ
[音楽]
スティーヴ・ポーカロ
[美術]
ウィリアム・エリオット
[編集]
ピーター・E・バーガー
[衣装デザイン]
ハー・グエン
[キャスティング]
エレン・シェノウェス