1919年の大リーグ・ワールド・シリーズ。
ホワイト・ソックスの選手が起こしたが八百長事の顛末を描く真実のドラマ。

エイトメン・アウト

Eight Men Out

1988  アメリカ

119分  カラー

日本劇場未公開



<<解説>>

1919年のワールド・シリーズでホワイト・ソックスが八百長を行なった一大スキャンダル“ブラック・ソックス事件”の映画化。日本ではビデオ・リリースのみ。事件の経過をサスペンス・タッチに追いながら、八百長への荷担という選択を迫られた選手たちの姿をリアルに描いた骨太のドラマ。事件の本質が、オーナーの経営体質にあるのか、賭博利権にあるのか、判然とさせてないところが考えさせる作品だ。そもそも、客を楽しませることが第一のプロ・スポーツにとって、八百長も一概に責められたことでもないのかもしれない。事件に巻き込まれた“シューレス”・ジョー・ジャクソンら8選手たちについても、情状酌量の余地があるされ、メジャーの歴史の中でも悲運の8名と呼ばれている。翌年には、“シューレス”・ジョーの栄光を称え、『フィールド・オブ・ドリームス』という映画も作られた。



<<ストーリー>>

1919年。大リーグのシカゴ・ホワイト・ソックスが、ワールド・シリーズへの出場が決まめたその時、早くも賭博師たちが暗躍をはじめていた。賭博師たちの目的は、八百長のための選手の確保である。薄給に不満を持っていた一部の選手たちは、代理人に次々と口説かれていったが、サードのバックだけは頑なに誘いに乗らなかった。
ワールド・シリーズが始まると、ホワイト・ソックスは世間の予想に反し、二連敗に喫した。それは、賭博師たちに与した選手たちが、プレイに手を抜いたことによる番狂わせだった……。



<<キャスト>>

[バック・ウィーヴァー]
ジョン・キューザック

[チャールズ・コミスキー]
クリフトン・ジェイムズ

[アーノルド・ロススタイン]
マイケル・ラーナー

[ビル・バーンズ]
クリストファー・ロイド

[キッド・グリーソン]
ジョン・マホニー

[ハップ・フェルシュ]
チャーリー・シーン

[エディ・シコット]
デイヴィッド・ストラザーン

[“シューレス”・ジョー・ジャクソン]
D・B・スウィーニー

[チック・ガンディル]
マイケル・ルーカー

[スウィード・リスバーグ]
ドン・ハーヴェイ

[レフティ・ウィリアムズ]
ジェイムズ・リード

[フレッド・マクマリン]
ペリー・ラング

[レイ・シャルク]
ゴードン・クラップ

[デッキー・カー]
ジェイス・アレクサンダー

[エディ・コリンズ]
ビル・アーウィン

[ビリー・マハーグ]
リチャード・エドソン

[スポート・サリヴァン]
ケヴィン・タイ

[エイブ・アテル]
マイケル・マンテル

[ケネソウ・マウンテン・ランディス判事]
ジョン・アンダーン

[ヒュー・フラートン]
スタッズ・ターケル



<<スタッフ>>

[キャスティング]
バーバラ・シャピロ (ニューヨーク)
チャーリー・フレイザー (ロサンゼルス)
シャニ・ギンスバーグ (ロサンゼルス)
エイヴィ・カウフマン (ロケーション)

[音楽]
メイソン・ダーリング

[衣装デザイン]
シンシア・フリント

[編集]
ジョン・ティントリ

[美術]
ノラ・シャヴーシャン

[撮影]
ロバート・リチャードソン

[製作総指揮]
バーバラ・ボイル
ジェリー・オフセイ

[共同製作]
ペギー・ラスキ

[製作]
サラ・ピルスバリー
ミッジ・サンフォード

[原作]
エリオット・アシノフ

[脚本/監督]
ジョン・セイルズ



<<プロダクション>>

[製作]
スタンフォード/ピルスバリー