ある企業の秘密を知ったテレビ・キャスターを乗せたコンコルドが、
秘密が暴露されるのを阻止しようとする企業側にミサイルで狙われる。
「大空港」シリーズ第4弾。
エアポート’80
The Concorde…
Airport'79
1979
アメリカ
123分
カラー
<<解説>>
主演にアラン・ドロンを迎えた4作目。2003年に惜しくも営業が終了されたフランス製の超音速旅客機コンコルドをフィーチャーし、原題もずばり"Concorde"。独特の未来的なフォルムを持つコンコルドの姿を思う存分に楽しめる作品となっている。
毎回、多くの乗客を乗せた旅客機が、未曾有の危機にされされる「大空港」シリーズ。爆弾、コックピット破壊、ハイジャックに続き、今回の危機はミサイル攻撃。ある企業が不法に武器を輸出していることを知ったテレビ・キャスター。企業の社長はテレビ・キャスターの一人を抹殺するために、旅客機を撃墜しようとする。ミサイル攻撃だけに飽き足らず、様々な手で旅客機を落とそうとする社長と、それを阻止しようとするパイロットとの攻防が、ゲーム感覚のスリルとサスペンスで描かれる。
ときどき客室が映されるが人間ドラマは切り捨てられているようだ。乗客はシリーズ中でもっともおとなしく、どんなに機体がぐるぐると回転しようが、黙って座席に腰をかけているといった按配である。
<<ストーリー>>
FWA(フェデレーション・ワールド航空)の購入したアメリカ初の超音速旅客機コンコルドがダレス空港にやってきた。その日、テレビ・キャスターのマギーは、恋人で科学者のケビンが社長を務める企業ハリソン作業の社員から、会社が敵対国やテロリストに武器を売っているという告発を受けた。その時からマギーはケビンの差し向けた殺し屋に命を狙われることになった。
マギーはケビンの企業の不正を世界に伝えるため、証拠の書類を携えて、ダレスからパリ経由でモスクワへ向かうコンコルドに乗り込んだ。それを知ったケビンは、自社開発の新型ミサイルを発射し、マギーの乗ったコンコルドを追跡させた。コックピットで操縦桿を握るフランス人の機長ポールは、機にミサイルが迫っていることに気付いた。かつて戦闘機に乗っていたポールは巧みな操縦でミサイルを回避した。
ミサイル攻撃が失敗に終わったことを知ったケビンは、今度は戦闘機を使い、コンコルドを撃墜させようとする……。
<<キャスト>>
[ポール・メトラン機長]
アラン・ドロン
[マギー・ウィーラン]
スーザン・ブレイクリー
[ケビン・ハリソン博士]
ロバート・ワグナー
[イザベル]
シルヴィア・クリステル
[エリ・サンズ]
エディ・アルバート
[フランシン]
ビビ・アンデルセン
[マルガリータ]
チャロ
[ロバート・パルマー]
ジョン・デイヴィッドソン
[アリシア・ロゴフ]
アンドレア・マルコヴィッチ
[ロレッタ]
マーサ・レイエ
[エレイン]
シシリー・タイソン
[ボイシー]
ジミー・ウォーカー
[ピーター・オニール]
デイヴィッド・ワーナー
[ネリ]
メルセデス・マッケンブリッジ
[コーチ・マルコフ]
アヴェリー・シュレイバー
[エイミー]
シビル・ダニング
[グレッチェン]
モニカ・ルイス
[ストーン医師]
ニコラス・コスター
[ウィリアム・ハルパーン]
ロビン・ガメル
[パトローニ]
ジョージ・ケネディ
<<スタッフ>>
[音楽]
ラロ・シフリン
[編集]
ドロシー・スペンサー
[美術]
ヘンリー・バムステッド
[撮影]
フィリップ・ラスロップ
(フィリップ・H・ラスロップ)
,A.S.C.
[原作小説]
アーサー・ヘイリー
[原案]
ジェニングス・ラング
[脚本]
エリック・ロス
[製作]
ジェニングス・ラング
[監督]
デイヴィッド・ローウェル・リッチ
<<プロダクション>>
[製作]
ジェニングス・ラング