ジャンボジェット機のコックピットにセスナが激突!
パイロットを失った航空機からの乗客の救出劇を描く、
『大空港』に続く航空パニック・アクション第2弾。
エアポート’75
AIRPORT 1975
1974
アメリカ
107分
カラー
<<解説>>
オールスターキャストの大作『大空港』に続き作られた「大空港(エアポート)」シリーズの2作目。様々な事情を抱えた人々がジェット機に乗り込んでくる冒頭は、これから始まる人間ドラマを予感させるが、前作のような群像劇の要素は薄い。「コックピットに穴が空いてしまった」という一つの事件に焦点を絞ったパニック・アクション作に徹し、主演のチャールトン・ヘストンとその恋人役のカレン・ブラックの活躍が主に描かれている。超無謀な作戦を映像化して見せたクライマックスは語り草だ。
シリーズは『エアポート’77 バミューダからの脱出』、『エアポート’80』と続き、回を追うごとに荒唐無稽になっていった。ちなみに、副社長パトローニを演じたジョージ・ケネディは、役柄は違うが同名役で全4作に皆勤。98年には本作のフィルムを再利用した『乱気流 ファイナル・ミッション』という同趣向の作品が作られている。この他にも、『エアポート’○○』といった邦題の作品が数多くあるが、本シリーズとは無関係。
<<ストーリー>>
コロムビア航空のボーイング747型ジャンボジェット機409便が、ハリウッド女優グロリア・スワンソン、修道女のルースとベアトリス、ロスで腎臓移植を行なうジャニス・アボット、コロムビアの副社長夫人のヘレン・パトローニら様々な乗客を乗せ、ダレス国際空港を飛び立った。409便は目的地のロサンゼルスへ目指していたが、その途中、濃い霧が発生したため、409便は近くの空港に着陸することになった。409便が着陸態勢に入ったその時、近くを飛行していたセスナ機のパイロット、スコット・フリーマンが発作を起こした。制御不能になったセスナ機は409便のコックピットに衝突。ガラスが割れたはずみで副操縦士が機外に放り出され、機長のステイシーも重傷を負ってしまった。
機の操縦が行なえる者がいなくなったため、スチュワーデスのナンシー・プライアが機長や管制塔からの無線指示で操縦桿を握ることになった。管制塔は409便の燃料が残り僅かになっていることに気が付き、緊急事態に駆けつけた空軍の飛行機で直接、様子を見に行った。空軍機は、409便のタンクから燃料が漏れていることを確認。だが、さらに事態は悪化した。409便と管制塔の間で無線が通じなくなってしまったのだ。その時、409便の前方に山が迫ってた……。
<<キャスト>>
[アラン・マードック]
チャールトン・ヘストン
[ナンシー・プライア]
カレン・ブラック
[ジョー・パトローニ]
ジョージ・ケネディ
[ステイシー機長]
エフレム・ジンバリスト・ジュニア
[ヘレン・パトローニ]
スーザン・クラーク
[シスター・ルース]
ヘレン・レディ
[ジャニス・アボット]
リンダ・ブレア
[スコット・フリーマン]
ダナ・アンドリュース
[ユライアス]
ロイ・シネス
[バーニー]
シド・シーザー
[デバニー夫人]
マーナ・ロイ
[ジョン・アレクサンダー少佐]
エド・ネルソン
[アボット夫人]
ナンシー・オルソン
[グレン・パーセル]
ラリー・ストーチ
[シスター・ベアトリス]
マーサ・スコット
[サム]
ジェリー・スティラー
[ビル]
ノーマン・フェル
[アーニー]
コンラッド・ジャニス
[スコット・フリーマン夫人]
ビヴァリー・ガーランド
[ウィニー・グリフィス]
オーガスタ・サマーランド
(リンダ・ハリソン)
[モス大佐]
ガイ・ストックウェル
[ジュリオ]
エリック・エストラーダ
[タッチャー大尉]
キップ・ニーブン
[太った男]
チャールズ・ホワイト
[ジョセフ・パトローニ・ジュニア]
ブライアン・モリソン
[エイミー]
エイミー・ファレル
[キャロル]
アイリーン・ツー
[ゲイリー]
ケン・サンソン
[ダントン]
アラン・ファッジ
[ベット]
クリストファー・ノリス
[空軍軍曹]
オースティン・ストカー
[オリンジャー]
ジョン・ラプトン
[はじめの仲間]
ジーン・ダイナースキー
[アルディン]
アルディン・キング
[シャロン]
シャロン・グレス
[アーレン]
ローレッタ・スパング
[グロリア・スワンソン]
グロリア・スワンソン
<<スタッフ>>
[衣装]
エディス・ヘッド
[音楽]
ジョン・カカヴァス
[撮影]
フィリップ・ラスロップ
(フィリップ・H・ラスロップ)
,A.S.C.
[製作総指揮]
ジェニングス・ラング
[原作小説]
アーサー・ヘイリー
[脚本]
ドン・インガルス
[製作]
ウィリアム・フライ
[監督]
ジャック・スマイト