ホシを捕り逃した幼なじみの刑事を助けるため、ドジな詐欺師五人組が日本で大暴れ。
『五福星』の続編。

香港発活劇エクスプレス
大福星

福星照高 MY LUCKY STAR

1985  香港

97分  カラー



<<解説>>

サモハン、リチャード・ン、エリック・ツァン、チャーリー・チン、フォン・ツイファンの詐欺師五人組が活躍するコメディの第2弾。前作同様、サモハンの幼馴染みの刑事としてジャッキー、その相棒としてユン・ピョウが出演。純・香港作品としては、日本で本格ロケをした珍しい作品となった。
シリーズのお約束として、五人組がストーリーと関係のないどうでもいいボケをかましまくるコメディ・シーンがあるが、今回は日本が舞台となっているため、その期待に応えるかのように、カルチャー・ギャップをネタにした笑いがメインになっている。
クライマックスの富士急ハイランドを舞台にしたドタバタは最高に楽しい。お化け屋敷でジャッキーがお化けや忍者を相手に繰り広げるヘンテコなアクションは必見。左手にピストル、右手に日本刀を構えて戦うジャッキーなんて他では観られない。“ボディビル界の百恵ちゃん”西脇美智子との肉弾戦もあったりして、まさに“活劇エクスプレス”!
「福星」シリーズは以降、『七福星』、『十福星』と続く。



<<ストーリー>>

香港の刑事マッスルは相棒のリッキーと共に、香港マフィアを追って日本へやってきた。だが、ホシを捕り逃した上にリッキーを人質にとられてしまったマッスルは、おとり捜査員として、孤児院での幼なじみである服役中の詐欺師キッドを指名した。
訳も分からずに釈放されたキッドは四人の仲間たちと共に警部のもとへ。知らない間に銀行強盗犯に仕立て上げられてしまったキッドたちは、警部に逆らうことができなくなり、監視役の女性刑事ウーに連れられ、日本へ向かった。
キッドたちはマッスルと合流すると、さっそくおとり捜査を開始した。マッスルから預かった金を使い、ヤクザの賭場で豪遊。やがて、キッドたちが銀行強盗を成功させたというウワサが香港マフィアの耳に入った……。



<<キャスト>>

[マッスル]
ジャッキー・チェン

[キッド]
サモ・ハン・キンポー

[リッキー]
ユン・ピョウ

[ウー]
シベール・フー

[クレイジー]
リチャード・ン

[チビ]
エリック・ツァン

[二枚目]
チャーリー・チン

[ひげ]
フォン・ツイファン

[女殺し屋]
西脇美智子



<<スタッフ>>

[監督]
サモ・ハン・キンポー

[製作]
レナード・ホウ

[製作総指揮]
レイモンド・チョウ

[脚本]
バリー・ウォン
シートゥ・チャホン

[撮影]
ピーター・ゴク

[音楽]
マイケル・ライ

[美術]
エディ・マ

[スタント・コーディネーター]
ユン・ピョウ
ラム・チェンイン
サモ・ハン・キンポー
ユン・ワー

[武術指導]
ユン・ピョウ
ラム・チェンイン