ある町で起きた謎の集団妊娠。
そして、生まれたのは光る眼を持つ不気味な子供たちだった。
『未知空間の恐怖 光る眼』をリメイクしたSFホラー。
光る眼
John Carpenter's
Village of the Damned
1995
アメリカ
99分
カラー
<<解説>>
B級SFホラーの巨匠で熱狂的なファンを持つジョン・カーペンターが、SFの傑作「トリフィドの日」で知られるジョン・ウィンダムの原作を再映画化。
派手なアクションなどはないが、町の女性全員が突然妊娠するという不可解な事件から始まり、眼の光る子供が誕生するといった、想像力を刺激するストーリー展開が魅力の作品。超能力などの超自然描写や子供たちのビジュアルよりも、「冷静で統制のとれた子供たち」という人間離れしたものへの生理的な不快感に拘って描いているところは、さすがホラーを知り尽くしたカーペンターといったところ。一連の事件の謎の説明が明確にはされないところがまた不気味だ。クライマックスでの主人公と子供たちとの精神内での攻防戦は斬新。
「スーパーマン」シリーズのクリストファー・リーヴ主演、「スターウォーズ」シリーズのマーク・ハミル共演で、さらに、B級アクションスターのマイケル・パレがゲスト出演という豪華なキャスティングも見もの。リーヴは本作が公開された年に落馬事故に見舞われて首以下が不髄となり、完全に快復することがないまま2004年に他界した。
<<ストーリー>>
アメリカの小さな町ミッドウィッチで、住民全員が一斉に意識を失うという事件が起こった。しかもその時、町の女性は一斉に妊娠していた。やがて、女性たちは一斉に子供を出産。その中でただ一人、メラニーという名の女性だけは死産していた。数年後、成長した子供たちは全員白髪で高度な知能を備えていた。また、子供たちは超能力で人を操ることが出来、自分たちに危害を加えようとするものを次々と殺していったのだった。
子供たちが普通の人間ではないと感じていた町の医師のアラン・チェフィーは、現在も事件の調査を続けている科学者スーザン・バーナーに相談をした。するとスーザンはアランに、出産の日から保存していたメラニーの赤ん坊の死体を見せた。それは、地球上のものとは思えない異常な姿をしていた。彼らは異星人だったのだ……。
<<キャスト>>
[アラン・チェフィー]
クリストファー・リーヴ
[スーザン・バーナー博士]
カースティ・アレイ
[ジル・マクゴワン]
リンダ・コズラウスキー
[フランク・マッゴーワン]
マイケル・パレ
[ジョージ・ミラー神父]
マーク・ハミル
[メラニー・ロバーツ]
メレディス・サレンジャー
[ベン・ブラム]
ピーター・ジェイソン
[カリー・ブラム]
コンスタンス・フォースランド
[サラ・ミラー夫人]
ピッパ・パースリー
[バーバラ・チェフィー]
カレン・カーン
[デイヴィッド]
トーマス・デッカー
[マーラ]
リンジー・ホーン
<<スタッフ>>
[キャスティング]
ルーベン・キャノン
[音楽]
ジョン・カーペンター
デイヴ・デイヴィス
[視覚効果監修]
ブルース・ニコルソン
[共同製作]
デイヴィッド・チャックラー
[編集]
エドワード・A・ワーシルカ
[美術]
ロジャー・マウス
[撮影]
ゲイリー・B・キッブ
[企画]
ジェイムズ・ジャックス
ショーン・ダニエル
[製作総指揮]
テッド・ヴァーノン
シェプ・ゴードン
アンドレ・ブレイ
[原作小説]
ジョン・ウィンダム
「呪われた村」
[1960年版脚本]
スターリング・シリファント
ウォルフ・リラ
ジョージ・バークレイ
(ローランド・キノック)
[脚本]
デイヴィッド・ヒメルスタイン
[製作]
マイケル・プレガー
サンディ・キング
[監督]
ジョン・カーペンター
<<プロダクション>>
[提供]
ユニヴァーサル映画
[製作]
アルファヴィル