中東を舞台に、超能力を持つ特殊部隊の隊員がCIA長官の娘を守るため
某国のテロリストと戦いを繰り広げる異色アクション。

ブラックピューマ

FIRST LIGHT

1992  アメリカ

100分  カラー



<<解説>>

『ストリート・オブ・ファイア』でブレイク以降、B級アクションまっしぐらのマイケル・パレの主演作。実際に中東で起きたアメリカ人の人質事件をもとにしたストーリーで、パレの役柄も当時、彼が得意としていた兵士だが、今回はそこに超能力という設定を加えて差別化をはかる。パレが攻撃に使える超能力は、少しの念動力という破壊力が弱いものなので、サキックバトルのようなSF的な展開は期待しないほうが良い。あくまで、超能力はストーリーに変化をつけるための味付けであり、スタント至上の痛快アクションが見どころとなっている。



<<ストーリー>>

CIA長官夫人は、トルコ国境付近のクルド人難民キャンプでボランティアをしている娘のキャスリンが危険にさらされる夢を見た。長官アラン・ベイカーは、サイキック戦闘作戦部隊の隊員の中から超能力者であるサム・ブラウニングを選ばせ、キャスリンの護衛につかせることに。キャスリンは母の予知夢を信じず、現地に派遣されてきたサムを相手にしなかった。だが、夢の通り、難民キャンプはモザファー率いるテロリストの襲撃を受けた。
テロリストを寄越したのは、トルコ近くの小国の将軍カリルである。カリルはキャスリンを誘拐させることで、CIAから核を脅し取り、クーデターを起こそうと企んでいたのだ。だが、カリルの計画に誤算が生じ、サムはキャスリンと共にモザファーから逃れた。カリルは人質不在ののまま、CIAに核を寄越すよう強要した……。



<<キャスト>>

[サム・ブラウニング]
マイケル・パレ

[ケイティ・ベイカー]
ジャニス・リー

[イズミール]
ユリ・ガブニエル

[モザファー]
アイモス・ラヴィ (アイモス・ラヴィ)



<<スタッフ>>

[撮影]
デイヴィッド・ガーフィンケル

[美術]
エイタン・レヴィ

[編集]
カーメル・デイヴィス

[音楽作曲/演奏]
ウラジミール・ホルンツィ

[プロダクション・ファイナンシング]
インファトレイド (スイス)

[製作補]
エドワード・コヴァック
イツァーク・コル (イツィーク・コル)

[脚本]
エドワード・コヴァック

[製作]
ジェイコブ・コツキー

[監督]
ボブ・ミシオロウスキー



<<プロダクション>>

[提供]
キャピトル・フィルムズ

[製作]
ジェイコブ・コツキー

[協力]
シャロン・ハレル