ロボットのトラブル専門の警官と
不正チップによってあらゆるロボットを操ろうとする犯罪者の戦いを描く
近未来SFアクション。

未来警察

RUNAWAY

1985  アメリカ

103分  カラー



<<解説>>

『ジュラシック・パーク』でブレイクする前は、映画監督しても活躍していたSF作家マイケル・クライトンによる近未来もの。ICチップによってあらゆる電子機器を操るという発想は2000年問題を彷彿とさ、今思えばクライトンからの早すぎる警鐘だったようだ。最大の見どころである多種多様なロボットたち。工作キットで作ったようなチープな造型と動きだが、それゆえに現実味があったりする。誘導ミサイルの視点で標的を追跡するという映像もいままでありそうでなかった。なぜか、悪役の科学者がロックバンド“キッス”のジーン・シモンズで、その強面を活かした不気味な演技も良い。



<<ストーリー>>

町や一般家庭にもロボットが入り込んだ近未来社会。ロボット会社の社員ジョンソンの家で、家事ロボットが人間を殺害する事件が発生した。ロボットに関するトラブル対策のための特別班“ランナウェイ”のラムジー巡査部長と鑑識のマービンは、回収した問題のロボットに不正なチップが使われていることを発見した。ラムジーは、事件直後から姿を消していたジョンソンの消息を追った。
ラムジーはジョンソンを見つけ出すが、謎の怪しい男が現れ、男の発射した誘導ミサイルによってジョンソンが射殺されてしまった。ジョンソンを殺した男こそ、ロボット会社にチップを作らせ、そのチップによって世界中のロボットを操ろうと企む犯罪者ルーサーだった。
ラムジーは社長秘書ジャッキーを捕まえ、尋問を行なった。彼女はルーサーに頼まれて会社からチップを大量に持ち出していた。ラムジーと相棒のトンプソンはジャッキーから聞き出した情報を頼りに、ルーサーのチップの取引現場に踏み込むが……。



<<キャスト>>

[ジャック・ラムジー]
トム・セレック

[カレン・トンプソン]
シンシア・ローズ

[ルーサー]
ジーン・シモンズ

[ジャッキー]
カースティ・アレイ

[マーヴィン]
スタン・ショウ

[警察署長]
G・W・ベイリー

[ジョンソン]
クリス・マルケイ

[ボビー]
ジョーイ・クレイマー



<<スタッフ>>

[キャスティング]
マイク・フェントン ,C.S.A.
ジェーン・ファインバーグ ,C.S.A.
ジュディ・テイラー ,C.S.A.

[音楽]
ジェリー・ゴールドスミス

[編集]
グレン・ファー

[美術]
ダグラス・ヒッギンス

[撮影]
ジョン・A・アロンゾ ,A.S.C.

[製作総指揮]
カート・ヴィラドセン

[製作]
マイケル・ラックミル (マイケル・I・ラックミル)

[脚本/監督]
マイケル・クライトン



<<プロダクション>>

[製作]
トリスター映画