歴史の宿題を片づけるために時空を超えた高校生コンビの冒険を描くコメディ。
ビルとテッドの大冒険
BILL & TED'S EXCELLENT ADVENTURE
1989
アメリカ
90分
カラー
<<解説>>
昔はシリアスな役もコミカルな役もどちらもこなしていたリーヴスだったが、このシリーズはコミカルな方の極北といった作品。コミカルを突き抜けた完全なるバカに徹していて、現在のリーヴスの面影はほとんどない。
主人公は、リーヴスとアレックス・ウィンターが演じる高校生のコンビ。頭の中からっぽで、絶えず落ち着きなくヘラヘラとしている。コメディの文脈の中の“バカ”なのではなく、本当に頭の悪い“リアル・バカ”を演じきった主演二人は、もしかしたら天才かもしれない。たかが学校の宿題のため、タイムスリップしてしまうという、スケールがデカいのか小さいのかよく分からない物語りも併せ、とにもかくにもバカな映画だ。『ビルとテッドの地獄旅行』に続く。
<<ストーリー>>
高校生のビル・プレストンとテッド・ローガンのバカコンビは、実は将来、音楽で世界を救うことになるのだが、現在の二人の知る由ではない。そんな二人のもとへ、ある日、未来人からルファスという男が現れた。ビルとデッドが歴史の授業を落第しそうになっているのを見かねてやって来たルファスは、宿題を片付けるために二人にタイムマシンを貸し出した。
タイムマシンで時間と空間を飛び越えたビルとテッドは、過去の世界からソクセテス、ビリー・ザ・キッド、フロイトなどを訪ね、彼ら歴史上の人物たちを現代に連れ帰った。ところが、目を離した隙にソクラテスたちと一緒にいたはずのナポレオンが行方不明になってしまった……。
<<キャスト>>
[テッド・ローガン]
キアヌ・リーヴス
[ビル・S・プレストン]
アレックス・ウィンター
[ルファス]
ジョージ・カーリン
[ナポレオン]
テリー・カミレリ
[ビリー・ザ・キッド]
ダン・ショア
[ソクラテス]
トニー・ステッドマン
[フロイト]
ロッド・ルーミス
[ジンギス汗]
アル・レオン
[ライアン氏]
バーニー・ケイシー
<<スタッフ>>
[監督]
スティーヴン・ヘレク
[製作]
スコット・クルーフ
マイケル・S・マーフィ
ジョエル・ソアソン
[製作総指揮]
テッド・フィールド
ロバート・W・コート
[脚本]
クリス・マシスン
エド・ソロモン
[撮影]
ティモシー・サーステッド
[音楽]
デイヴィッド・ニューマン
[美術]
ロイ・フォーグ・スミス
[編集]
ラリー・ボック
パトリック・ランド
[衣装デザイン]
ジル・オハネソン
[キャスティング]
スタンジ・ストックス